総合リハビリテーション学部  リハビリテーション学科 2017年度
科目名 年次 期間 単位(時間) 区分
理学療法研究法 3 前期 2 (30) 必修
担当者 蒲田 和芳

本学のディプロマポリシー(DP)における当該科目の位置付けについては、以下のカリキュラムマップを
確認してください。  URL:http://www.hirokoku-u.ac.jp/student/studies/syllabus.html
 
〔授業の目的・ねらい〕
理学療法士にとっての最大かつ最高の情報源は医学論文である。医学論文を正しく読み、解釈するためには研究法の知識は不可欠である。一方で、理学療法研究の重要性は、10年前とは比較にならないほど拡大しつつあり、臨床家であっても科学的な視点が欠落することは許されない。この授業では、理学療法士が将来実施する可能性の高い研究手法を紹介し、また論文抄読や研究計画立案を実施する。
〔到達目標〕
研究デザインの概念を理解し、研究仮説に応じて適切なデザインを選択できる。また研究胞の知識を用いて、英語論文の批判的レビューを行うことができる。
〔授業の流れ〕
回数 授業の構成 具体的内容・要点 準備学習
第1回 医学研究の重要性と位置づけ 医学研究の必要性、利用法、貢献方法、計画立案の流れ、エビデンス 教科書およびハンドアウトを熟読して、授業および小テストに臨むこと。少なくとも60分間以上の予習を求める。
第2回 医学研究の基本1 第1-2章 研究テーマ、対象者のサンプリング、測定方法の妥当性
第3回 医学研究の基本2 第3-4章 測定方法の妥当性
第4回 サンプルサイズ 第5-6章 サンプルサイズの決め方・GPowerの使い方
第5回 研究デザイン:コホート研究・ケースコントロール研究 第7-9章 コホート研究の実例と基本設計・ケースコントロール研究の実例と基本設計
第6回 研究デザイン:RCT 第10-11章 無作為化対照研究の実例と基本設計
第7回 倫理委員会と研究助成申請書 第14章 倫理の問題、第19章 研究助成
第8回 文献収集・科学的作文法 文献検索、収集方法などを学ぶ・論理的な文章の書き方を学ぶ
第9回 批判的レビュー (文献リスト・アウトライン提出)
PEDro scaleなどを用いて批判的レあビューを行う
第10回 研究計画書の作成 (レポート提出)
研究計画書の作成方法の基本を学ぶ
第11回 2群の比較 (計画書提出)
t検定、ノンパラメトリック検定
第12回 3群以上の比較 分散分析、ポストホック検定
第13回 回帰と相関 相関係数、回帰式
第14回 クロス集計表の処理 Fisher exact、χ2乗検定
第15回 まとめ・復習 授業を振り返り、要点を復習する。
〔評価基準〕
テスト(60%)、レポート1(10%)、レポート2(10%)、レポート3(10%)、レポート4(10%) 
〔教科書・参考図書〕
◎木原雅子『医学的研究のデザイン 研究の質を高める疫学的アプローチ 第4版』メディカルサイエンスインターナショナル 2014年 4895927830
◎対馬栄輝『リハビリテーション統計学』中山書店 2014年 452173667X
◎木原雅子・木原正博訳「医学的研究のデザイン 第3版」(メディカル・サイエンス・インターナショナル)、2009、ISBN-10: 4895925838
◎中村好一「論文を正しく読み書くためのやさしい統計学」(診断と治療社)、2006、ISBN4-7878-1499-0
〔履修要件〕
他学部他学科からの履修「不可」


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