医療栄養学部  医療栄養学科 2018年度
科目名 年次 期間 単位(時間) 区分
応用栄養学概論 2 後期 2 (30) 必修
担当者 旭 久美子

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〔授業の目的・ねらい〕
正常な発育・康維持・増進のためには適切な栄養摂取が必要であるが,現代社会では摂取バランスの崩れによって発生する生活習慣病罹患者の増加が問題になっている。摂取すべき栄養素量(食事摂取基準)は,性別,年齢,身体状況,生活様式,生活環境など様々な要因によって異なっている。応用栄養学で学修する内容は,臨床栄養,公衆栄養,栄養教育,給食経営管理などあらゆる分野における管理栄養士実践活動の基盤となるものである。そこで,本授業では,主として身体状況や栄養状態に応じた栄養ケアプログラムの考え方の基礎知識と,食事摂取基準の科学的根拠と活用に関する基礎理論について学ぶ。
〔到達目標〕
栄養マネジメントの基礎となる考え方を理解し,その遂行に必要な栄養状態の評価・判定(栄養アセスメント)の考え方や方法を習得する。また,「日本人の食事摂取基準」の目的と策定の基本方針,活用のための理論と方法の知識を習得する。
〔授業の流れ〕
回数 授業の構成 具体的内容・要点 準備学習
第1回 ガイダンス
栄養ケアプロセス(1) 栄養スクリーニング
応用栄養学とは
栄養ケアプロセスの概念、栄養アセスメントの概要、栄養スクリーニング
予習:シラバスを読んでおく。また栄養ケアプロセスとはどういうものか調べておく。
復習:資料を見直す。
第2回 栄養ケアプロセス(2) 身体計測指標 栄養アセスメントにおける身体計測指標の種類と活用法 予習:身体計測指標について調べておく。
復習:各指標について、ケーススタディで活用できるようまとめる。
第3回 栄養ケアプロセス(3) 臨床検査および臨床診査指標 栄養アセスメントにおける臨床検査よび臨床診査指標の種類と活用法 予習:臨床検査項目にはどのようなものがあるか調べておく。
復習:臨床検査の参考値と数値の意味を、まとめる。
第4回 栄養ケアプロセス(4) 食事調査 栄養アセスメントにおける食事調査の種類と特徴、活用法 予習:食事摂取基準に載っている食事調査法について特徴(短所と長所)をまとめていおく。
復習:自分の食事を各調査法で記録して、特徴を確認する。
第5回 栄養ケアプロセス(5) 栄養ケア計画の実施 栄養ケア計画の実施のプロセス
(目標設定、実施、モニタリング、評価、フィードバック)
予習:第1回の資料を再度確認しておく。
復習:ケーススタディで活用できるようにまとめる。
第6回 「日本人の食事摂取基準」の総論 食事摂取基準の歴史
食事摂取基準とは
栄養ケアプロセスの中での位置づけ
予習:食事摂取基準について(何が記載されているのか)調べておく。
復習:テキスト関係範囲または資料を見直す。
第7回 栄養素の摂取基準指標(1) 指標の総論と摂取不足対策 指標の優先順位
摂取不足対策の指標
予習:テキスト関係範囲に目を通しておく。
復習:指標が図解できるようにまとめる。
第8回 栄養素の摂取基準指標(2) 過剰摂取対策と生活習慣病一次予防 過剰摂取による健康障害回避のための指標
生活習慣病の一次予防のための指標
予習:テキスト関係範囲に目を通しておく。過剰症について調べてみる。
復習:指標が図解できるようにまとめる。
第9回 エネルギーの評価指標 エネルギー過不足の評価方法 予習:テキスト関係範囲に目を通しておく。
復習:テキスト関係範囲または資料を見直す。
第10回 三大栄養素の評価指標(1) たんぱく質の指標と策定根拠 予習:テキスト関係範囲に目を通しておく。
復習:EARの策定根拠について説明できるようにまとめる。
第11回 三大栄養素の評価指標(2) 炭水化物と脂質の指標と策定根拠 予習:脂質と炭水化物の分類、代謝について調べておく。
復習:各指標の策定根拠について説明できるようにまとめる。
第12回 ビタミンの評価指標 脂溶性ビタミンの指標と策定根拠
水溶性ビタミンの指標と策定根拠
予習:ビタミンの分類と欠乏症および過剰症について調べておく。
復習:特にEARの策定根拠について説明できるようにまとめる。
第13回 ミネラルの評価指標 多量ミネラルの指標と策定根拠
微量ミネラルの指標と策定根拠
予習:ミネラルの分類と欠乏症および過剰症について調べておく。
復習:特にEARの策定根拠について説明できるようにまとめる。
第14回 「日本人の食事摂取基準」活用(1) 食事摂取基準の活用目的
エネルギー・栄養素の優先順位
食事アセスメントでの活用
予習:テキスト関係範囲に目を通しておく。
復習:テキスト関係範囲または資料を見直す。
第15回 「日本人の食事摂取基準」活用(2) 個人あるいは集団を対照とした食事改善 予習:テキスト関係範囲に目を通しておく。
復習:テキスト関係範囲または資料を見直す。
〔評価基準〕
試験(90%)、ミニテスト(10%)
ただし,授業態度や提出物等で加点・減点する。
〔教科書・参考図書〕
◎菱田 明 他『日本人の食事摂取基準[2015年版]』第一出版 2015年 978-4-8041-1312-8
◎五明紀春『スタンダード人間栄養学「応用栄養学」』朝倉書店 2016年 978-4254-61062-8
△佐々木 敏『食事摂取基準入門 そのこころを読む』同文書院 2010年 978-4-8103-1380-2 
〔履修要件〕
他学部他学科からの履修「不可」


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