心理科学研究科  実践臨床心理学専攻 2018年度
科目名 年次 期間 単位(時間) 区分
臨床心理倫理行政法特論 1 後期 2 (30) 選択
担当者 松崎 佳子

本学のディプロマポリシー(DP)における当該科目の位置付けについては、以下のカリキュラムマップを
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〔授業の目的・ねらい〕
文化・社会システムの中で心理臨床の専門家として、人権等の職業倫理や法的責任についての感覚や見識を高めて実践力を培うことを目指す。福祉・医療・教育・司法等の心理臨床が携わる各領域に関係する行政法を学び、社会の中での心理臨床の位置づけ、法律からみた心理臨床の役割等についても理解を深める。
臨床活動の実際を適宜取り上げながら、ディスカッションを交えた双方向の授業を展開する。
〔到達目標〕
心理臨床家として必要な職業倫理、社会制度、法規などの基本的な知識を修得する。
〔授業の流れ〕
回数 授業の構成 具体的内容・要点 準備学習
第1回 法と倫理について 心理臨床家にとって職業倫理とは何かについて概説する。 日本心理臨床学会倫理要領など関連要領を熟読しておくこと。(60分)
第2~6回 職業倫理の7原則 心理臨床家のための職業倫理7原則の全体像、専門的能力、多重関係、秘密を守る、インフォームド・コンセント等について学ぶ。 テキストの7原則について予習しておくこと。(60分)
第7回 臨床心理に関する法律 臨床心理士関連の法律について学ぶ。公認心理師法等 公認心理師法について調べておくこと。(60分)
第8回 児童福祉法 児童福祉領域の基本となる法律について学ぶ。児童福祉法や母子保健法等。 児童福祉法について調べておくこと。(60分)
第9回 虐待に関する法律 
 児童・障害者・高齢者・DV
児童を中心に虐待関連の法律について概説する。 児童虐待防止法について調べておくこと。(60分)
第10回 障害者福祉に関する法律
 障害者総合支援法
 障害者差別防止法
最近、障害分野では、法律の整備が進んでいるが、障害者福祉に関する法律について学ぶ。 障害者総合支援法・障害者差別防止法について調べておくこと。(60分)
第11回 高齢者福祉に関する法律 老人福祉法や介護保険等を中心に高齢者虐待についても概説する。 高齢者虐待防止法について調べておくこと。(60分)
第12回 学校関連の法律
非行関連の法律
スクールカウンセラーの実践では、学校関連の法律を必須である。学校教育法・いじめ防止・少年法等の学校場面で必要な法律について学ぶ。 学校教育法について調べておくこと。(60分)
第13回 医療領域
精神保健に関する法律
精神保健福祉法を中心に、医療領域で必要な法律について学ぶ。 精神保健福祉法について調べておくこと。(60分)
第14回 社会福祉・生活保護に関する法律 被虐待児や障害者が抱える課題の背景には経済的な問題が考えられることから、その支援策としての生活保護法について学ぶ。 社会福祉法・生活保護法について調べておくこと。(60分)
第15回 その他の行政法関連について 行政法は時代に合わせて改正が行われ、新たな法律も施行されていく。心理臨床に関する新たな行政法や現法の改正について学ぶ。 最近の法律改正や新たな法律の施行を調べておくこと。(60分)
第16回 まとめ 総合的に試験を行う。 授業全体を復習しておくこと。(60分)
〔評価基準〕
講義への参加態度(授業での発言,発表)(40%)、習得度(試験)(60%)
出欠席:4回で認定不可
受講態度:授業への積極的な参加と発言【S20点、A15点、B10点、C5点、D0点】
文化・社会システムに組み込まれた臨床活動とシステムのいくつかの構成要素との力動的関連性、心理臨床家としての職業倫理や法律、制度を十分に理解していること。
〔教科書・参考図書〕
◎金沢吉展『臨床心理学の倫理をまなぶ』東京大学出版会 2006年 4-13-012044-1
△鑪幹八郎・名島潤慈『心理臨床家の手引』誠信書房 2013年 978-4-414-40059-5
◎金子和夫『心の専門家が出会う法律』誠信書房 2016年 978-4-414-41616-9 
〔履修要件〕
他研究科他専攻からの履修「不可」


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