看護学部  看護学科 2018年度
科目名 年次 期間 単位(時間) 区分
小児看護学演習 3 前期 1 (30) 必修
担当者 浪邉 博子, 江口 千代

本学のディプロマポリシー(DP)における当該科目の位置付けについては、以下のカリキュラムマップを
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〔授業の目的・ねらい〕
・小児看護学概論、小児看護学各論の基礎知識を踏まえ、子どもとその家族の健康/発達上の課題を総合的に理解し、小児看護実践に必要な基礎的知識・技術・態度を修得する。
・子どもとその家族の健康レベルに応じた小児看護の基本的技術を修得し、看護学的な視点で事例の看護過程の展開を学修する。
〔到達目標〕
1.健康障害の子どもと家族の看護過程の展開を通して、小児とその家族の応じた看護援助について具体化できる。
2.健康障害の子どもと家族の看護過程の展開を通して、健康障害の種類・健康障害の段階・発達段階に応じた基本的看護技術について、それぞれの目的・方法・留意点を考え・実施できる。
〔授業の流れ〕
回数 授業の構成 具体的内容・要点 準備学習
第1回 1.ガイダンス
2.小児看護技術の基本
3.看護学的な疾患の捉え方
1.小児看護学演習の授業説明
2.あらゆる健康障害、健康の段階、発達段階、生活の特徴をもつ子どもが一人の人間として育まれる過程で看護者として関わる責任とその支援を明確にする
3.ナイチンゲール看護論を通して看護学的に子どもの身体とこころと社会関係を視る方法論を知る
【予習】シラバスを読む。看護の情報とは何かを具体的に発言できるように調べておく。(60分)
【復習】
配布資料を再読し、ナイチンゲール看護論で自己の理解の不足する部分を明確にするための自己学習をする。(60分)
第2回 小児の看護過程の実際(1)
ナイチンゲール看護論について
子どもの全体像、立体像の捉え方
1.看護過程記録用紙の紹介
2.ナイチンゲール看護論を用いて、事例から、健康障害をもつ子どもの全体像を捉える
3.健康障害の種類、健康の段階、生活過程の特徴、発達段階の視点で情報をアセスメントし、子どもの立体像を捉える
【予習】第1回目に配布する資料に再度目を通し、病気とは何か、健康とは何かについて発言できるようにしておく。(30分)
【復習】提示した事例にそって、記録用紙1に全体像の記述、記録用紙2の各枠組みのアセスメント、記録用紙3に立体像のアセスメントを記載し期日までに提出する。(60分)
第3回 小児の看護過程の実際(2)
アセスメントの統合の方法について
1.健康障害をもつ子どもの身体、こころ、社会関係の視点から、アセスメントを統合する方法を学び、看護の必要条件とは何かを捉える
2.子どもとその家族をより深く理解し、必要な看護上の問題を抽出する
【予習】事例の看護上の問題は何かを考えてくる。(30分)
【復習】授業で学んだアセスメントの統合法を振り返り、各自がアセスメントを統合し、記録用紙4に記述する。また、看護上の問題を抽出し、期日までに提出する。(120分)
第4回 小児の看護過程の実際(3)
看護上の問題の抽出と看護目標の導き方
看護計画立案について
1.看護上の問題から具体的な看護目標を考える
2.具体的な看護目標から、看護計画を立案する
【予習】具体的な看護目標を考え、各自が発表できるように準備する。(60分)
【復習】授業で学んだことを振り返り、看護目標から看護の方向性の方向性を立案し、記録用紙5に記載し、期日までに提出する。(90分)
第5回 小児の看護過程の実際(4)
看護記録の修正について
1.各自で記載した看護問題、具体的な看護目標、看護計画をグループでディスカッションし、グループごとに記録用紙5を完成させる 【予習】グループワークに参加できるように自己の思考をまとめておく。(30分)
【復習】事例の計画に応じた看護技術が行えるように『小児看護技術』のテキストを十分に学習し、関連のある部分は事前課題としてまとめ提出する。(120分)
第6回 小児看護過程の実際(5)-1
看護計画の発表を通して看護技術としての表現方法を学ぶ
看護過程展開グループ発表
立案した計画を発表し共有する
簡潔に、要点をおさえて、根拠を踏まえながら発表する
【予習】グループ発表にむけて準備をする。(60分)
【復習】他のグループの計画の根拠と自分が立案した計画の根拠の違いを振り返り、不足部分を赤で補足する。(90分)
第7回 小児看護過程の実際(5)-2
看護計画の発表を通して看護技術としての表現方法を学ぶ
看護過程展開グループ発表
立案した計画を発表し共有する
簡潔に、要点をおさえて、根拠を踏まえながら発表する
【予習】グループ発表にむけて準備をする。(60分)
【復習】他のグループの計画の根拠と自分が立案した計画の根拠の違いを振り返り、不足部分を赤で補足する。(90分)
第8回 小児看護技術(1)
子どもの安全・安楽を考える

1.環境整備
2.危険防止(転落・転倒防止等)
【予習】事前配布資料についてワークをして演習に参加する。(60分)
【復習】本日の実践を看護記録の日々の記録の中で自分の実践を振り返り、実践の具体的方法、そのときの判断、評価を記述し提出する(90分)
第9回 小児看護技術(2)
子どものフィジカルアセスメント
1.バイタルサイン測定
2.小児特有の検体の採取排泄(採尿、おむつ交換)
【予習】事前配布資料についてワークをして演習に参加する。(60分)
【復習】本日の実践について看護記録の日々の記録の中で振り返り、自己が実践した具体的方法、そのときの判断、評価を記述し提出する。(90分)
第10回 小児看護技術 (3)
輸液療法時の看護

1.輸液療法時の管理とその方法
(輸液ポンプの利用方法)
2.輸液療法時の移動
3.子どものシーネ固定・CV管理
【予習】事前配布資料についてワークをして演習に参加する。(60分)
【復習】本日の実践を看護記録の日々の記録の中で自分の実践を振り返り、実践の具体的方法、そのときの判断、評価を記述し提出する(90分)
第11回 小児看護技術 (4)
子どもの緊急時の対応
1.緊急時の子どもへの対応
ハイムリック法・救命方法(救急処置を含む)
【予習】事前配布資料についてワークをして演習に参加する。(60分)
【復習】本日の実践を看護記録の日々の記録の中で自分の実践を振り返り、実践の具体的方法、そのときの判断、評価を記述し提出する(90分)
第12回 小児の看護技術(5)
プレパレーション・ディストラクション
1.グループで異なる新しい事例を展開し、発達段階や健康障害の種類、段階にあわせたプレパレーション・ディストラクションを計画する 【予習】事前配布した事例について看護過程の展開を行い、グループのディスカッションに参加できるようにする。(90分)
【復習】事例の看護過程を修正する。(60分)
第13回 小児の看護技術(6)-1
プレパレーション・ディストラクション
・各グループがおこなった事例展開を通して子どもの個別性に応じたプレパレーション技術をグループごとにロールプレイとして発表する 【予習】グループごとにプレパレーションの準備を行う。(120分)
【復習】各グループの発表をフィードバックし、事例に適したプレパレーションについてレポート用紙1枚に評価し提出する。(60分)
第14回 小児看護技術 (6)-2
プレパレーション・ディストラクション
・各グループがおこなった事例展開を通して子どもの個別性に応じたプレパレーション技術をグループごとにロールプレイとして発表する 【予習】グループごとにプレパレーションの準備を行う。(120分)
【復習】各グループの発表をフィードバックし、事例に適したプレパレーションについてレポート用紙1枚に評価し提出する。(60分)
第15回 まとめ
保育園について、健康な子どもと関わるということ
1.小児看護学演習授業全般のまとめ・振り返り
2.保育園の役割、保育園の機能、保育園実習について
【予習】これまでの授業を振り返り、疑問点を明確にして授業に参加する。(60分
保育園の機能・役割について調べておく。
【復習】テーマ:小児看護学演習で学んだこと、小児看護学実習の目標について
レポート1枚にまとめて期日までに提出する。(60分)
〔評価基準〕
演習実践内容・レポート内容(50%)、グループワークへの参加度(10%)、看護過程の展開(40%)
レポート、記録は、授業の中でフィードバックする、なお、5分の4以上の出席がない場合には評価ができない。
〔教科書・参考図書〕
◎中野綾美編集『小児看護学1 『小児の発達と看護』』メディカ出版 2015年 ISBN978-4-8404-4918-2
◎中村友彦編集『小児看護学3『小児の疾患と看護』』メディカ出版 2017年 ISBN978-4-8404-5796-5
◎浅野みどり編集『『根拠と事故防止からみた小児看護技術』(第2版)』医学書院 2016年 ISBN978-4-260-02500-3
◎石黒彩子・浅野みどり編集『『発達段階から見た小児看護過程 病態関連図(第3版)』』医学書院 2017年 ISBN978-4-260-02837-0
○薄井坦子『ナースが視る病気』講談社 2012年 ISBN978-4-06-204784-5 
〔履修要件〕
他学部他学科からの履修「不可」。
小児看護学概論、小児看護学各論の内容を踏まえて授業に臨むこと。


試験、レポート等については、フィードバックを行います。