医療栄養学部  医療栄養学科 2017年度
科目名 年次 期間 単位(時間) 区分
食医養生論 1 後期 2 (30) 必修
担当者 神田 博史, 森 信博, 松本 睦子, 武内 和弘, 手納 直規

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〔授業の目的・ねらい〕
本来、「食」や「膳」は人に良いものであって、健康維持、増進、健全な精神の育成、病気の予防、疾病の治癒促進、再発防止など様々な側面を持っている。東洋思想においては古くから「疾医」の上に「食医」を設け、食事指導をして未病、病を治療するといわれており、食によって人が変わるとまで明言する学者もいた。健康も病も治療も食からである。さまざまな局面において的確な判断ができる管理栄養士を養成するために医師、看護師、歯科医師、薬剤師、作業療法士、心理療法士など多方面から学修させる。今年度は、薬剤師、看護師、作業療法士、より講義を受ける。
〔到達目標〕
「食医」思想を理解し、習得する。複雑化する現代の医学、薬学の知識を持ち、身近な食材・食品の成分や効能を科学的に理解し、習得する。 健康時、非健康時、幼児期、高齢期における管理栄養士としての役割を習得する
〔授業の流れ〕
回数 授業の構成 具体的内容・要点 準備学習
第1回 医療栄養学における食医 食医の成り立ちと歴史、古代養生法、食医と疾医、古代東洋医学における薬と食、未病と食医 資料は準備するが 食と健康に関する文献や雑誌を読んでおく。(60分)
第2回 食医と食育とマクロビオティック 貝原益軒の養生訓、腹八分目、薬補と食補、石塚左玄の食養体心論、マクロビオティック 資料は準備するが 食と健康に関する文献や雑誌を読んでおく。(60分)
第3回 現代栄養学と食医 生活習慣病、メタボリック・ロコモティックシンドローム、病院食、災害食、国立健康・栄養研究所 資料は準備するが 食と健康に関する文献や雑誌を読んでおく。(60分)
第4回 薬と健康食品の定義と分類 薬と健康食品の定義と分類、植物と薬のルーツ、薬と毒 身のまわりにある薬、健康食品や毒について各1種類ずつ調べ簡単にまとめておく。(60分)
第5回 薬と健康食品の基本的性質 薬や健康食品はどのように体内をめぐり、作用するのか。 人体の構造とその機能(前期講義)の消化器系、内分泌系等を復習しておく。(60分)
第6回 臨床での栄養管理 健康障害時の栄養のあり方、経口食の種類と形態、疾患や症状に関連した栄養管理について学修する。 授業資料は配布する。健康障害や疾患をもつ人の栄養管理に関連した情報を新聞等で事前に確認しておく。(30分)
第7回 手術前後の栄養管理 手術前後における栄養管理の必要性、栄養サポートチーム(NST; Nutrition Support Team)の役割、術後食の内容と特徴について学修する。 授業資料は配布する。健康障害や疾患をもつ人の栄養管理に関連した情報を新聞等で事前に確認しておく。(30分)
第8回 術後患者に対する栄養指導 消化器疾患での手術後患者の栄養指導の実際を例に、適切な栄養指導のあり方を考える。 授業資料は配布する。第6~7回の講義を振り返り、理解不十分と思われる部分を復習する。(60分)
第9回 フィトケミカル(I) 我々が日常摂取している野菜や果物には、ヒトの健康に対して有用である生理作用を持った物質の存在を学ぶ。 資料は準備するが、関連する文献や雑誌等あれば読んでおくとよい。(60分)
第10回 フィトケミカル(II) コーヒーに含まれるクロロゲン酸について学ぶ。 資料は準備するが、関連する文献や雑誌等あれば読んでおくとよい。(60分)
第11回 天然物由来の医薬品 何らかの形で天然物に由来する医薬は. 全体の4割に上るといわれている。動植物由来の医薬品を学ぶ。 資料は準備するが、関連する文献や雑誌等あれば読んでおくとよい。(60分)
第12回 摂食・嚥下障害とは 摂食・嚥下障害の兆候と症状、定義、原因と分類、発症機序等について学ぶ。 シラバスに目を通しておく。(20分)
第13回 摂食・嚥下障害の評価 摂食・嚥下障害のベッドサイド検査および嚥下造影検査(VF)を始めとする精密検査法と検査結果の評価について学ぶ。 配布資料を読んでおく。(50分)
第14回 摂食・嚥下障害のリハビリーション 嚥下食の実際と栄養管理チーム(NST)の役割について学ぶ。 配布資料を読んでおく。(50分)
第15回 まとめ 講義全体を振り返り、解説を行う。 配布資料、授業内容を復習しておく。(60分)
〔評価基準〕
レポート(40%)、筆記試験(30%)、講義への参加態度【質問、意見等】(30%) 
〔教科書・参考図書〕
△沼田 勇『日本人の正しい食事―現代に生きる石塚左玄の食養・食育論 (健康双書)』農山漁村文化協会 2005年 4540042955
△若林秀隆『リハビリテーション栄養ハンドブック』医歯薬出版 2010年 4263218639
△辰巳 洋『薬膳の基本』緑書房 2008年 4895316971
○藤島一郎『嚥下障害のことがよくわかる本』講談社 2014年 9784062597869
△小椋修,清水光子,谷本啓二,本多知行,溝尻源太郎『嚥下障害の臨床第2版』医歯薬出版 2008年 978-4263213223 
〔履修要件〕
他学部他学科からの履修「不可」。


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