薬学部  薬学科(6年制) 2018年度
科目名 年次 期間 単位(時間) 区分
生体防御Ⅱ 3 後期 1 (30) 必修
担当者 山中 浩泰, 山口 雅史

本学のディプロマポリシー(DP)における当該科目の位置付けについては、以下のカリキュラムマップを
確認してください。  URL:http://www.hirokoku-u.ac.jp/student/studies/syllabus.html
 
〔授業の目的・ねらい〕
内的、外的要因によって生体の恒常性が崩れた時に生ずる変化を理解するために、生体防御機構とその破綻による疾患、および代表的な外的要因としての病原微生物に関する基本的知識を修得する。
〔到達目標〕
講義前半では「生体防御I」で修得した基礎的な免疫の知識を基にして、[授業の流れ]に記した免疫系の疾患の特徴と成因、ならびに治療法や予防法、免疫反応の利用法を修得する。一方、講義後半では2年次の「微生物」の講義に引き続き、薬学で必要とされる病原微生物とその感染症(本科目では、病原細菌とその感染症)に関する基本的知識を修得する。
〔授業の流れ〕
回数 授業の構成 具体的内容・要点 準備学習
第1回 I型アレルギー I型アレルギーの発症機構、代表例について。 「生体防御 I」が 基礎となるので復習し、理解しておくこと(60分)。
第2回 II, III, IV型アレルギー II, III, IV型アレルギーの発症機構、代表例について。 前回に学習した項目についてしっかりと復習し、理解に努めること。疑問点は積極的に教員に質問すること(60分)。
第3回 炎症、感染症 炎症の一般的症状、担当細胞および反応機構。ならびに細菌、ウイルス、寄生虫などの感染症
第4回 免疫不全、臓器移植 抗体欠乏症、複合免疫不全症、補体欠損症、その他の免疫不全症などの特徴と成因。移植片拒絶反応
第5回 自己免疫疾患 全身性エリテマトーデス、関節リウマチ、バセドウ病、I型糖尿病などの特徴と成因。
第6回 腫瘍免疫、免疫と妊娠、老化、ワクチン 各種病態における免疫反応。予防接種の原理と主なワクチンの特徴。
第7回 (後半開始) ガイダンスと序論 講義後半の初日に資料を配布し、今後の学修計画と内容に関するガイダンスを実施する。 次週に学習する内容に関する予習プリントを配布するので、当該週までに自主的な学習を進める(60分程度)。
第8回 病原細菌とその感染症1 主なグラム陽性球菌(特に黄色ブドウ球菌,MRSA)による感染症に関して学修する。
第9回 病原細菌とその感染症2 主なグラム陽性球菌(特にレンサ球菌属)による感染症に関して学修する。
第10回 病原細菌とその感染症3 主なグラム陽性桿菌(特にバシラス属,クロストリジウム属)による感染症に関して学修する。
第11回 病原細菌とその感染症4 主なグラム陰性球菌(特にナイセリア属)による感染症およびグラム陰性好気性桿菌(緑膿菌,レジオネラ菌,百日咳菌))に関して学修する。
第12回 病原細菌とその感染症5 主なグラム陰性通性嫌気性桿菌(特に腸内細菌科に属する主な病原菌)による感染症に関して学修する。
第13回 病原細菌とその感染症6 主なグラム陰性通性嫌気性桿菌(特にビブリオ属,ヘリコバクター・ピロリ,カンピロバクター属)による感染症に関して学修する。
第14回 病原細菌とその感染症7 その他の病原細菌(抗酸菌,マイコプラズマ,リケッチア,クラミジア)による感染症に関して学修する。
第15回 総括 上記講義を総括し、学修者に要点の整理を促す。 要点の整理を通じ、定期試験に向けた復習を促す。
〔評価基準〕
定期試験(75%)、講義中の課題への取組み(15%)、(予習・復習)レポートの作成(10%)
山口教授,山中教授が担当する分野に関する定期試験において、「可」とされる60点以上の成績を修めた者に単位を認定する。
〔教科書・参考図書〕
◎植田正、前仲勝実 編『薬系免疫学 改訂第3版』南江堂 2018年 ISBN978-4-524-4051-6
◎増澤俊幸,河村好章 編『薬学領域の病原微生物学・感染症学・化学療法学 第3版』廣川書店 2016年 ISBN978-4-567-52132-1
上記の教科書は、それぞれ「生体防御 I 」や「微生物」で使用したものであるので、新たに購入する必要はない。
〔履修要件〕
他学部他学科からの履修「可」 ただし、講義内容に生化学、分子生物学などの基礎的内容を含む。また、前もって基礎的な免疫学を理解していることが望ましい。


試験、レポート等については、フィードバックを行います。