薬学部  薬学科(6年制) 2018年度
科目名 年次 期間 単位(時間) 区分
生体防御Ⅰ 3 前期 1 (30) 必修
担当者 山口 雅史

本学のディプロマポリシー(DP)における当該科目の位置付けについては、以下のカリキュラムマップを
確認してください。  URL:http://www.hirokoku-u.ac.jp/student/studies/syllabus.html
 
〔授業の目的・ねらい〕
ヒトの主な生体防御反応について、その機構を組織、細胞、分子レベルで理解するために、免疫系に関する基礎的知識を修得する。
〔到達目標〕
授業の流れに記した、生体防御反応、免疫を担当する組織・細胞、分子レベルで見た免疫の仕組みについて、それぞれ列挙し、説明できる。
〔授業の流れ〕
回数 授業の構成 具体的内容・要点 準備学習
第1回 免疫学概論 免疫反応の特徴(自己と非自己、特異性、記憶)、自然免疫と獲得免疫、免疫学の応用 2年次に履修した細胞、微生物学の講義を復習しておくこと。事前に、教科書を読んで予習をしておくこと。
第2回 免疫に関与する器官 免疫系担当器官、組織、リンパ球の循環 前回に学習したことについて復習し、さらに事前に教科書を読んで予習をしておくこと。
第3回 免疫担当細胞 造血幹細胞ならびに免疫担当細胞
第4回 免疫を調整する分子 サイトカイン、サイトカインを介したシグナル伝達、CD分子
第5回 自然免疫1 物理的、生理的、化学的バリア、パターン認識、抗原提示、活性酸素、NK細胞
第6回 自然免疫2 補体、補体の活性化経路(古典経路、別経路、レクチン経路)、機能(アナフィラトキシン、オプソニン化、走化性因子)
第7回 抗原提示と主要組織適合遺伝子複合体(MHC) 主要組織適合遺伝子複合体の構造と機能、抗原提示細胞の役割
第8回 体液性免疫 抗体分子の種類、構造、役割 第1回から7回までの講義内容をしっかり復習し、理解すること。
第9回 抗原分子の特徴と抗体との結合
B細胞受容体の多様性の獲得と遺伝子組換え
エピトープ、ハプテン、抗体分子との反応、B細胞、形質細胞、B細胞受容体の多様性の獲得、B細胞受容体の遺伝子再構成 前半部に学習したことについて復習し、さらに事前に教科書を読んで予習をしておくこと。
第10回 抗体遺伝子の組み換え B細胞受容体の多様性の獲得、B細胞受容体の遺伝子再構成 前回に学習したことについて復習し、さらに事前に教科書を読んで予習をしておくこと。
第11回 抗体のクラススイッチ
T細胞受容体の多様性の獲得と遺伝子組換え
クラススイッチ、クローン選択説、記憶細胞
T細胞受容体と抗原認識、T細胞受容体の遺伝子再構成、ナイーブT細胞
第12回 T細胞受容体遺伝子の組み換え T細胞受容体と抗原認識、T細胞受容体の遺伝子再構成、ナイーブT細胞
第13回 リンパ球の分化と成熟 骨髄、胸腺での分化、ポジティブセレクション、ネガティブセレクション、ヘルパーT細胞、キラーT細胞
第14回 免疫の応用 免疫反応を用いた検出方法(二重免疫拡散法、ウエスタンブロット法)、モノクローナル抗体作成法
第15回 総括 第1回から14回の内容について、総括する。 第1回から14回までの内容を復習し、十分に理解しておくこと。
〔評価基準〕
試験(60%)、講義への参加態度(40%)
充分な受講状況を必要条件とし、試験と講義への参加態度により、総合的に評価する。
〔教科書・参考図書〕
◎植田正、前仲勝実 編『薬系免疫学 改訂第3版』南江堂 2018年 ISBN978-4-524-40351-6
○萩原清文『好きになる免疫学』講談社サイエンティフィク 2001年 ISBN978-4-06-153435-3
○日本薬学会 編『生物系薬学 III.生体防御』東京化学同人 2016年 ISBN978-4-8079-1710-5
○笹月 健彦 監訳『エッセッンシャル免疫学 第3版』MedSi 2016年 ISBN978-4-89592-864-9 
〔履修要件〕
他学部他学科からの履修「可」。事前に担当教員の許可を受けた後、履修登録を行うこと。


試験、レポート等については、フィードバックを行います。